思想

二元論

意識と物理法則の関係をつらつらと考えるうちに、以前は、言語学的仮説を考え出しました。あれでも、ある種の思想体系が作れそうだと思っていますが、やはり意識は存在するという明確な世界観も欲しいと思いました。 意識というものを特別視して物理と相反す…

日本人と愛

mixiで知人と愛(と言っても恋愛やら家族愛やら生っぽい愛ではないですが)について考える機会があり、漠然と思っていたことが少し整理できました。 知人の主張は、「完全に分かり合うことは無理だから齟齬を許容する必要性がある。それが愛である。」という…

フィクション「ヒトの進化」

お酒を飲まない日を多くしたら、寝ているときに、夢やら妄想やらを見るようになりました。 ヒトの進化に関して、夜中に突然、ストーリが浮かびました。 体毛を失ったサルが生まれた。これは自然選択ではなく優性遺伝の突然変異である。 サルは屍骸の毛皮を身…

相互理解の前提

あけましておめでとうございます 今年も何人かの方から年賀状を戴きました。覚えていていただけるとはありがたいことですが、今年も不義理をしてしまいそうです。 昔は、あらかじめ年賀状を出すことはなくても返事ははがき一面にぎっしり文字を埋めて出した…

ライフワークの必要性

今の世を戦乱の世と位置付けましたが、それだと社会的には漠然とした意味があるかもしれませんが、自分の余裕のなさは説明できないことに気がつきました。時代の流れの速さがあるしきい値を超える感覚で捉えたほうが心理的だと思います。 明治時代も文明開化…

戦乱の世

「逝きし世の面影」の読後感や、昨今のいじめによる自殺、公務員の不正、教育改革、実感のない好景気などのニュースがなぜが1つの仮説に集約しました。今は戦乱の世なのだと。 江戸時代や明治時代、大正、大東亜戦争の期間を除く昭和はある意味戦争は日常で…

オンリーワン

私が勤める会社はオンリーワン戦略を掲げて好調に業績を伸ばし、世間でもいわゆる現在の勝ち組に入れていただいている企業です。量産数が多ければ多いほどコストの面で有利になるハードウエアの市場原理と、アイデア1つで他社が追従する前に圧倒的シェアを…

美徳

遅ればせながら、安倍新総理の所信表明を聞きました。安倍さんは政治家なんだと改めて思いました。引用した吉田松陰やアインシュタインと政策の間に大きなギャップを感じました。 教員の免許更新制度と吉田松陰さんが多くの維新の士の師となったことはおそら…

卒業?

「コンピュータは人間を進化させるか アラン・ケイ氏インタビュー」を読んで、違和感を感じるようになった部分がありました。 すると、ほかに方法はないか考えるという科学的思考が始められるようになる。世の中の人が皆そのような理性を身につければ、科学…

教育改革

選挙に一度も行ったことがない私ですが、自民党総裁選挙が近づくと政治的なことを考えたくなるだけでも選挙は意味があるのかもしれません。自民党総裁が事実上総理大臣だからということを考えると、私には大統領制のほうがよさそうです。 以前にも書きました…

地方税改革

「小さな政府」「国から地方へ」が改革の基本線にあるかと思いますが、税の再分配でいつも既得権益の問題が生じます。それならいっそ地方税を住んでいる地方自治体に納めるのではなく、生まれ故郷の地方自治体に納めるようにしたらよいとひらめきました。仕…

大東亜戦争

アジア外交がやはり次の自民党総裁選の争点となりそうです。その端的な問題が靖国問題ですが、少しばかり情報をあさっても意見を作れそうにありません。 ドイツでは、ナチスドイツは明らかな戦争犯罪だった、しかもそれは一部の狂信者ではなく市民が行ったと…

教育

「爆笑問題×東大 東大の教養 決定版」面白かったです。 私は、教養とか、教養をベースにした今の教育とかに否定的で、自分が受けた教育のため自分が自分の望まない形になったという後悔があります。一言で言うと、本(教科書)を読んで字を書く(問題を解く…

鎖国特区

オープンソース党に続いて、政策第2弾を。 私が政治に関わるなら、日本の中で鎖国特区を募集します。その特区では、基本的に自給自足を実現します。少なくとも物的輸送は大きく制限する。情報に関しては、考え方が難しく、別途検討するほうが良いかもしれま…

オープンソース党

「たかじんのそこまで言って委員会」で共産主義の是非と存続についてつついています。(もちろん、出演者の皆さんは、現代の有識者の方々で、私のような無知な人間が「つついている」と表現するのは失礼だと認識していますが、言いたいことを言うだけでその…

人の種類

この歳まで気づかなかったのはかなり鈍かったのでしょうか。 人には2種類あることに気づきました。 正解という印を付けられた何かを聞くと初めてわかったと思う人 答えを聞かなくても展開した論理で正しいと確信(誤信)できる人 大半の人は前者で、情報過…

予見の難しさ

最近、本当に漢字を書くのが難しくなってきたのですが、ふと10年前のことを思い出しました。UCBに駐在していて、会社の自慢のPDAのデモをRandy Katz教授(RAIDを発明した人)に見せたとき、日本は漢字の文化なので入力インタフェースにキーボードは適さ…

進化論フォロー

先日の思いつきを新版・図説 種の起源作者: チャールズダーウィン,リャードリーキー,Charles Darwin,Richard Leakey,吉岡晶子出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 1997/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (22件) を見るの解説部…

ついに歴史に名を残せる?

湯船に浸かりながら、自然学の展開 (講談社学術文庫)作者: 今西錦司出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/12メディア: 文庫この商品を含むブログを見るを読んでいたら、突然昔思いついたことや引っかかっていたことが結びつきました。 一言でいうと、 「生物…

私が知りたいことその2

ラマチャンドランの新しい本が出ていると聞いて、早速読みました。脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ作者: V・S・ラマチャンドラン,山下篤子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/30メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 47回この商品を含…

私が知りたいこと

知人から自由は進化する作者: ダニエル・C・デネット,山形浩生出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2005/05/31メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 99回この商品を含むブログ (257件) を見るを借りました。冒頭だけ読み始めたのですが、ふと、しばらく考える…

90年代

知人から、宮台真司さんが「限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学」で90年代がなんだったのか分析できないというようなコメントをしていることを聞きました。 まだ読んでいないのでどういうコンテキストでどんな意味だったのかもわかりません。し…

パフォーマンス

オリンピック真っ盛り。素晴らしい。特に女性が素晴らしい。 つくづく今は、パフォーマンスの時代なんだなと思いました。携帯電話やインターネットのビジネスモデルで、まず端末が安くなり、ついで競争により通信費が安くなりました。しかし、これによって一…

21世紀のイデオロギー

たまには難しいことを考えてみました。 イデオロギーの終焉が60年代に説かれたそうです。どんな内容かは知りません。1989年にマルタ会談で冷戦の終結が宣言されて、1994年に中国が市場経済を導入して以来、事実イデオロギーは終焉し、経済至上主義が世界を覆…

0円価値

グーグルで「お金に換算できない価値」で検索をかけたところ、40件もヒットしました。「お金にかえられない価値」は20件。 最近、お金を払うほどではないがちょっと面白いかもと思うものをいくつか作ったのですが、現代はこういうものを再確認する時代の…

北朝鮮は家族?

最近のニュースを北朝鮮を「脅威」として特別視する報道が続いています。イラクへの自衛隊派遣さえまるで北朝鮮に備えるためかのようです。これは確かに事実の正しい認識かもしれません。ただサミュエル・ハンチントンの「日本は家族を持たない文明である。…