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新版・図説 種の起源

新版・図説 種の起源

の解説部を読みながら整理すると、遺伝型と表現型を正確に理解する必要があることがわかりました。
生物の形質には子孫に伝わる遺伝型とその遺伝型のうち実際に発現する表現型があり、遺伝型は今で言うDNAで、表現型はDNAから特定のたんぱく質が合成されるかどうかで決定される性質。表現型は遺伝型に影響を与えないというのが共通認識になっています。分子生物学的に言うとDNAからたんぱく質が合成されて逆はないということになります。(実際には逆転写酵素とかこのドグマに反する現象もあります)
私の思いつきは、生物の表現型は遺伝型+環境で決まるという極常識的な考えを若干とは言え本質的に拡張する考えになります。
 「種としての表現型は遺伝型+母体が用意した環境である。」
母体が用意した環境というのは卵であったり、子宮であったり、母体や卵に影響を与えるような外部の環境要因であったりします。
全く知らなかったのですが、種が増える過程を考察する際には適応放散という用語がキーのようです。