教育

爆笑問題×東大 東大の教養 決定版」面白かったです。
私は、教養とか、教養をベースにした今の教育とかに否定的で、自分が受けた教育のため自分が自分の望まない形になったという後悔があります。一言で言うと、本(教科書)を読んで字を書く(問題を解く)ことにあまりにも時間を割き過ぎた。
工作を作るとか、半田をつけるだとか、絵を描くだとか、踊るだとか、もっと生産的な動きとか、身体的な動きをほとんどしてこなかったので、何か始める時に、とりあえず始める前にやり方を知りたがる自分がいます。
大学院の時、量子カオスの研究室に入って、強い興味が持てず見事に落ちこぼれました。研究室では、毎日、論文を読んで、計算をして、コンピュータでシミュレーションをする人たちがいました。XXモデルがとか誰々の研究とか人の名前がいっぱい出てくる中、中身を勉強することもなく、「これって物理じゃないんじゃない?論文評論しているだけじゃない。」という感じでした。自分の望まない形そのものを疑いも持たずに続けている人たちがひどく小さく見えた。その反発から、夜中に徘徊して、例えば、豪雨の中、下鴨神社の中で雨水が地面を流れる様子を1時間以上眺めていた自分を思い出します。
そういえば、就職してからもしばらくは、週末に自転車で大和川を八尾あたりまで下って、河川敷で何時間も空を眺めていたものですが、最近はそういう時間を忘れています。