「眠り、夢見る脳こそ進化の源だった」という仮説

(2023/4/30に間違えて別のブログに投稿した記事です)

久しぶりに「タイプするサル」に相応しい妄想が浮かんだので記事にします。

進化論を勉強したことはありませんが、いくら長い長い時間をかけても、突然変異と自然選択で生き物が陸に上がったり空を飛んだりするわけないやろと思っていました。

しかし閃いたのです。夢見る脳なら可能では?と。

運動が生存に有利になることは容易に想像がつきます。
なので、生物が、筋肉/骨、脳+運動神経を獲得することに関しては私自身は今のところさほど疑問はありません。

さて、ここからが私の仮説です。

突然変異によって、ある生物の脳が睡眠と夢を手に入れます。
この突然変異が生き残る条件があったとしましょう。
これはこの仮説の重要な要件になります。他が起きているのに眠ることは生存上不利と思われますから。

睡眠と夢の機能とは言わばシミュレーションです。
記憶を適当に(ランダムかどうかもわかりません)組み合わせた仮想経験を脳の中で行います。

例えば、海の中で揺蕩っている生物が、あるとき泳ぐ夢を見る。
すると自分は泳げるんだと!と、目が覚めても、ないヒレを執拗に(パラノイアとなって)動かします。
この個体は見た目何も成し遂げず命を全うしますが、こういう個体の中に、ヒレの元となる突然変異を得たものは、ヒレの元を動かす姿を子供に見せることができます。つまり子供は泳ぐ夢を見る必要はなく、親に習ってヒレの元を動かすのです。
この継承によって、この生物の子孫は、突然変異の繰り返しによりヒレを獲得します。

動物が陸に上がるのも、空を飛ぶのも同じ理屈です。

動物の突然変異が機能したのは、夢見るパラノイア脳のおかげだったのです。
単に遺伝子の異常の繰り返しより、進化を遂げる確率ははるかに増すはずです。
すべての動物が眠る理由、夢見る(夢見ているか知りませんが)理由の進化論的理由にもなります。

以上、妄想でした。