ライフワークの必要性

今の世を戦乱の世と位置付けましたが、それだと社会的には漠然とした意味があるかもしれませんが、自分の余裕のなさは説明できないことに気がつきました。時代の流れの速さがあるしきい値を超える感覚で捉えたほうが心理的だと思います。
明治時代も文明開化で生活様式が変わっていった。明治末期にはかなり加速していたと思います。速度が容認できる範囲なら加速感は心地よいのですが、ある速度を超えて加速が続くと恐怖感に変わります。恐怖というのが大げさなら、余裕がなくなるあの感覚。キャッチボールでも自動車でも体験できるあの感覚です。
今はインターネットで情報が大量に瞬時に得られる時代。一昔前なら図書館で1、2ヶ月こもって文献を漁るとようやく見つかる記述が10秒でコンピュータの画面に現れます。1、2ヶ月調べながら、欲しい情報とは違う情報を見て考える時間が全く持てなくなった。「思った通りだ」という言葉が死語になりました。思う前に見つかるから。
この余裕がなくなる感覚から解放されたかったら、誰がどんなスピードで取り組んでも必ず一生以上かかるライフワークを持って、ゆっくりじっくり取り組むことかなと思いました。