2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

青春の夢と遊び

青春の夢と遊び―内なる青春の構造 (講談社プラスアルファ文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る バルズールの話は、永遠の少年が大人になることのむずかしさをよく示し…

高尾本因坊3連覇

不調説が出る中、絶好調で使命感溢れた依田九段を下すとは、高尾本因坊、いよいよ大棋士の道を歩み始めたようです。 素人的には、黒が下辺を切った後、もっと戦ってほしかったです。 時間が長いから読み切って戦いがなくなるのか、「相場」でわかりやすい碁…

つい先日、「アルジャーノンに花束を」を読んで涙を流して、ある種の別れを予感したのですが、こういう予感は当たるものです。 その瞬間、溜まっていた感情が無意味になります。素晴らしい。 また新しい自分へ。

怒り

囲碁レーティングのグラフを見てもわかる通り、考える力は戻ってきたようですが、どうも怒りが抑えられず困っています。周りの人の大勢が、たるんだ誠意のない人間に見える。一人、私の感情には目をつぶって、学べるところを学ぼうと寄って来てもらっている…

本因坊戦第4局

高尾本因坊が3勝目を上げた第4局。依田九段の黒11手目はどうだったのでしょうか。オシに引いては、3ケン開きの足元を救おうとして手を抜かれた形なので、黒甘かったような気がします。解説でさえ気にしないことをアマ4段が指摘しても仕方がない?(笑)…

理解と愛

「愛の周辺」の「理解と愛」の中で、大げさに言うことはない(けれども貴重な)経験と小難しい問題設定で言葉をいじりましたが、先日、実家に帰って色んな話をしてみて、二日経ったら簡単に答えが出ました。 理解はなくとも愛は存在する。 こんな素敵な結論…

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を作者: ダニエルキイス,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1989/04/01メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 302回この商品を含むブログ (106件) を見る ついしん。どおかニーマーきょ−じゅにつたいてくださいひとがわらたり友…

Safari

MacのブラウザSafariのWindows版が出るそうです。β版は既に公開が始まっていて楽しみですが、その記事の中で、Safariがタブブラウザだということを知りました。 確かに環境設定で「タブ・ブラウズを利用する」をチェックしたらタブブラウザになりました。 今…

能力の変化

学力低下が叫ばれて久しいですが、職場でも色々感じることがあって、複雑な気持ちです。 まず、一般論として、「近頃の若い者はペケペケ」という文章が古代エジプトの洞窟の壁画にあったというまことしやかなおもしろネタに代表されるように、人類はその誕生…

愛の周辺

今年の初めに、知人の協力もあって、mixiで少し対話っぽいことを試みました。それなりに考えていたことが活字にできていたので、はてなに記事を転用します。 世界と主観(2007年1月1日) さて、知人から「突き詰めると愛じゃないか」という意味合いの…

回復

この3週間、囲碁が、見る影もないほどひどい状態で、レーティングポイントを入力する気にもなれませんでしたが、回復してきました。 やはり私には2ヶ月周期のバイオリズムがあるようです。日々の生活やブログを振り返っても、この期間、言葉に思いやりがな…

我慢ならないこと

私は、おおよそ人格者には遠い人間で、社会のモラルやルールをしっかり守っている人間ではないですが、今の世の中は、そういう外れてしまって申し訳ないと思っている人間が持っている最低線を越える人が意外といます。 私が自分で勝手に長所だと思っていると…

高尾本因坊2勝目

封じ手の時には、高尾本因坊の薄い碁だと思いました。依田九段も以降手堅い手という気がしました。 ところが、77手目、耳赤風の一手が出て、後は、両先手を2箇所効かされても黒が厚いという、これまた日本ならではの大局観が勝負の碁でした。 美しさを感…

言葉

「宇宙のほとんどは空虚である。にもかかわらず、空は星で満ちている。何もないところを見てはいけない。星を見なさい。あなたの周りが暗ければ暗いほど、あなたには多くの星が見えることでしょう。」 汚い者もいつか美しいものが産み出せると信じて。 市川…

また、蛍の季節がやってきました。蛍を見ると、なんの疑問もなく自然というものは守らなくてはならないと思えます。こんな感情もかなりわがままなものでしょうね。蛍がゴキブリぐらい大きく素早かったらきっと気味悪がるに違いない。 弱々しい光に注目すると…

Morituri Salutamus

ロングフェローの美しい言葉は、Morituri Salutamusという題の詩の最後の一節でした。 For age is opportunity no less, Than youth itself, though in another dress, And as the evening twilight fades away, The sky is filled with stars, invisible by…

言葉

昔、アメリカの詩人ロングフェローの言葉 「老いの日には若いときにおとらずチャンスが待っている。黄昏(たそがれ)が終わると、空は星で満たされる。昼には決して見ることができない星で」 の美しさに感動し、触発されて、科学おたくの私は、以下の言葉を…

マインド・タイム

マインド・タイム 脳と意識の時間作者: ベンジャミン・リベット,下條信輔出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/07/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 49回この商品を含むブログ (66件) を見る気になるベンジャミン・ベネットさんの本を早速買いました…

沈黙の時期

職場の後輩の人たちとお酒を飲んでいたら、急にまた現実を認識しました。 団塊の世代を尊敬できない、ああにはなりたくないと時に触れて書いていましたが、若い人たちから見て、私のようにはなりたくないだろうなと気がつきました。 自分の生き方に後悔はさ…