予見の難しさ

最近、本当に漢字を書くのが難しくなってきたのですが、ふと10年前のことを思い出しました。UCBに駐在していて、会社の自慢のPDAのデモをRandy Katz教授(RAIDを発明した人)に見せたとき、日本は漢字の文化なので入力インタフェースにキーボードは適さない。だからペンと文字認識が英語圏以上に大切なのだと力説したことがありました。そんなことを言っていた私が10年後にはキーボードなしではまともな日本語が書けなくなってしまった。
Alan Kayさんのダイナブック以来、コンピュータは紙に変わるメディアを目指して挫折を繰り返してきましたが、コンピュータが進化しなくても人間が退化してコンピュータが紙に変わるかもしれない。
今、日本語FEPGoogleがなくなっても、影響なく思考を続けられる人は一体何人いるのでしょうか?