能力の変化

学力低下が叫ばれて久しいですが、職場でも色々感じることがあって、複雑な気持ちです。
まず、一般論として、「近頃の若い者はペケペケ」という文章が古代エジプトの洞窟の壁画にあったというまことしやかなおもしろネタに代表されるように、人類はその誕生以来能力低下を続けてきたと言えると思います。アインシュタインゲーデルでさえ、言語を発明したり、初めて火を制御した人間に比べたら大したことはないでしょう。冗談はさておき、人間は環境を能動的に変える唯一の生き物であり、変えた環境に合わせて能力を適応させていくので、古い世代の人間が、新しい世代の人間に自分たちの創った環境を再構築する能力がないことに嘆くのは、人間の能力をメタに考えられない結果かもしれません。
では、私より若い世代の人たちは、時代の流れの中で何を選択したのか。