WiMAX2+について

一つ前のエントリで書いた通り、WiMAX2+の回線契約で苦労しました。
以前の回線が10月末で解約となったので(実際には11月2日の0時過ぎまで使えました)、10日間、ソフトバンクテザリングで過ごしました。
7GB制限にはそう簡単にはかかりませんでしたが、3日で1GB制限にはあっという間にかかりました。
デスクトップに繋いで、普通にブラウザを使っていると動画サイトを見なくても半日で400MBは使います。つまり、「3日で1GB」という条件は、モバイル回線としては十分でも、常用の回線としては全く役に立ちません。

WiMAXはこれらの制限がないので常用の回線として利用されている方も多いかと思います。

WiMAX2+は2015年4月から「3日で1GB」制限をかける場合があるとUQ WiMAX社は宣言していて、これではたとえ7GB制限がなくてもLTEの制限と事実上一緒です。

WiMAX2+に制限がかかってもノーリミットモードのWiMAXに切り替えれば無制限を歌いますが、WiMAXは2015年春以降順次、最大40Mbpsから最大13.3Mbpsに帯域制限されます。
「3日で1GB」制限にかかったユーザーが13.3Mbpsに押し寄せることを想像してください。

結論として、WiMAX2+はWiMAXが3倍近く速くなったというような魅力的な回線ではないということです。
私はあまり考えず釣られてしまいましたが、これからWiMAX2+をご検討されている方はその点よくご吟味された方がよいかと。

WiMAX2+で私がGMOとNAD11をお勧めしない理由完結編

[この記事は11月1日に起こし始め、11月11,12,28日、12月1,5日、1月20日に改訂しました。]
DTIさん介してWiMAXを2年間使い、とても満足でした。端末はNEC製のAtermWM3600Rでした。

速度と価格に魅力を感じてGMOさんのWiMAX2+に乗り換えました。以下に起こったログを記載しますが、現時点では、私はGMOさんとNECプラットフォームズ製の端末NAD11をお勧めしません。
理由は初期不良に対する対応が大変不満だったからです。詳しくは、

  • 初期不良に3週間の調査期間をユーザーに求めるのは長すぎる。GMOさんは初期不良と故障を同等に扱っておられますが、それは尋常じゃないです。
  • 3週間の調査期間が不満で私が過度に期日を求めたということもありますが、GMOさんの窓口は複数回期日を守らなかった。
  • 再度送られてきたNAD11も不具合があり、これはもう初期不良ではなく設計不良でしょう。NECプラットフォームズさんの杜撰さを感じずにはおれません。

最後の項目に関しては設計不良を証明できるわけではなく個人的印象なので、「NAD11が勝手に再起動する(特に5GHzを有効にした場合)」現象を体験した方はコメントいただけたら幸いです。

結局、最初の端末も代替端末も不良で、機種変更を依頼したところ、機種変更はできないので契約申し込み自体をキャンセル扱いとなりました。(料金は一切発生なし)
機材が届いてからの52日間でまともに通信できたのは15日間。ストレスの強い日々でしたが、費用発生なしという対応を得たのは不幸中の幸いだったかもしれません。


以下、起こったことの記録です。

  • 10月5日: 価格.com限定キャンペーンを通じて、「GMOとくとくBB 

WiMAX2+ (2年プラン)【Wi-Fi WALKER NAD11】」に申し込み

  • 10月10日: 機材一式が届く(ファームウェアのバージョンは1.8.0)
  • 同日: 30分から1時間程度でNAD11が勝手に再起動する現象を確認。GMOにウェブサイトから問い合わせる
  • 同日: GMOから即日回答。NAD11を初期化して試すよう、改善されない場合メーカ確認。
  • 同日: 初期化したら再起動が起こらなくなったと思った。5GHzを有効にすると再起動が起こるので、その旨参考にUQ WiMAXにウェブサイトから連絡。
  • 10月11日: UQ WiMAXから電話をいただきたい旨のメールが届いた。電話をして、5GHzを有効にすると再起動が起こるのは初期不良と考えられるのでGMOに連絡するよう言われた。
  • 同日: 初期化しても(5GHzを有効にしなくても)再起動が起こることを確認。
  • 10月12日: NAD11一式をGMOとくとくBB 修理受付センターに送付
  • 10月17日: GMOから連絡がないので受け取り確認をウェブサイトから問い合わせ
  • 10月17日: GMOからメールにて回答するという回答あり
  • 10月20日: GMOからメール回答がないので、ウェブサイトから電話連絡を依頼
  • 10月?日: GMOから電話、受け取りが確認できないので再度連絡するとのこと
  • 10月22日: GMOから連絡がないのでウェブサイトから電話連絡を依頼
  • 同日: GMOから電話連絡、受け取り確認、メーカ確認中、3週間ほどかかるという内容。期日が不明なのは困るから期日を決めて連絡してほしいと苦情。25日午前中に連絡するとのこと
  • 10月25日: GMOから午前中に連絡がないのでウェブサイトから電話連絡するように苦情
  • 同日: メーカ確認中。次回連絡は29日午前中
  • 10月29日: メーカは初期化した状態で6時間の動作を確認し再起動する現象が確認できなかった。5GHz有効での動作を確認中。次回連絡は11月1日午前中とのこと
  • 11月1日: GMOから12時過ぎに電話連絡。不具合が確認されたとのことで新品との交換。1週間程度かかる。伝票番号が入り次第再度連絡するとのこと
  • 11月7日: 連絡がないのでウェブサイトから電話連絡するように苦情
  • 11月8日: GMOから出荷準備ができた旨のメールが届く
  • 11月9日: GMOから電話連絡があり、発送手続き完了したとのこと
  • 11月10日: GMOから出荷完了のメールが届く
  • 11月11日: 機材一式が届く(起動後、ファームウェアの更新通知が表示されたので、更新。バージョンは1.9.0)
  • 同日: 5GHzを有効にしてエージングをかけたところ、4時間半で勝手に再起動
  • 11月11日: 5GHzを無効にしてエージング
  • 11月12日: 5GHzを無効にして11時間連続稼働を確認
  • 11月26日: 勝手に再起動が起こる
  • 11月27日: 勝手に再起動が起こる。初期化しても起こる
  • 同日: GMOにウェブサイトから他機種との交換と先に代替機送付を依頼
  • 11月28日: 半日で5回、勝手に再起動が起こった
  • 11月30日: 症状がひどいので至急の電話連絡をGMOに依頼
  • 12月1日: GMOから電話連絡。機種変更も代替機送付も不可能。本契約申し込み自体をキャンセル扱いにすることは可能とのこと。キャンセルした
  • 12月4日: 再起動は電源周りのノイズではないかという仮説を立てて、充電を止めてみた(それまで常に充電)。バッテリ駆動でも20分程度で勝手に再起動
  • 12月5日: 完全放電後、充電し直したところ、勝手に再起動が起こらなくなった。9時間連続稼働中
  • 12月12日: 自宅に光ファイバー通信開通
  • 12月13日: NAD11を返却
  • 1月20日現在: 100M光ファイバー、思っていたよりは速くはないですね。でも今はストレスなく幸せです。

「ゾーンプレス パーク」副読本③

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

「棋力の驚異的な上達を保証するとともに、碁が十倍楽しくなるだろう」この本、専門用語が多く出てきます。その用語を1つ1つひも解いていこうというのがこの連載の意図です。

ゾーンプレスって何だ」の章の「2 有限と無限」の節

この節にも重要な一文が出てきます。

(碁は完全情報ゲームにも関わらず)私はなぜ「碁は無限である」というスタンスにたつか、(中略)私には正解がよくわからないからだ。

人はたとえ正解がわからなくても、経験を積むうちに自分の打ちたい手が見えるようになります。
本書は著者の王銘琬九段が「なぜ私はそこに打ちたいのか」を明文化しようとした哲学書


この節では最初にゲーム理論の用語が出てきますが、本文中で解説されているので割愛します。


次に出てくる用語は「幽玄」。

幽玄とは物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。元は漢語だが、和歌・能楽・禅・連歌・茶道・俳諧など日本の芸術文化が内包する境地として形容に用いられる。
実際に用いる際には「幽幻道士 キョンシーズ」の幽幻とは漢字が異なることに注意されたし。

(囲碁打ってるし)


次に出てくる用語は「私」。これが専門用語であることを理解いただくには原文を少し引用しなければなりません。

「私」とはこの私だけではない、碁は自分で打っていかなければならないかぎり、碁を打つひとは全部「私」であり、その「私」が打った碁はまた全部それぞれの「私の碁」なのだ。


読者が迷わないように後述の「ペキンダック」の後、明解説を入れています。

碁は自分が打つ立場に立てば、私的なものであり、客観的な見かたより、主観を基準にしてもかまわない


次に出てくる用語は「ペキンダック」。

ペキンダックとは北京烤鴨(ベイジンカオヤー)のこと。下処理したアヒルを丸ごと炉で焼いて皮を薬味と一緒に薄餅に巻いて食す。皮以外の部分は他の料理の食材として使われる。


次に出てくる用語は「周鶴洋」。

周鶴洋とは中国の囲碁棋士。1999年に日中スーパー囲碁小林光一を三番勝負を行い、2連勝。2000年には中国ランキング一位。2003年テレビアジア囲碁選手権優勝。2014年5月現在、37歳にして世界ランク38位であり、李昌鎬や日本の平成四天王を含むアラフォー世代の中では突出した成績を維持している。
中華料理の用語の中に出てくるが、決して中華料理名ではない。


次に出てくる用語は「フカヒレスープ」。

フカヒレスープとはフカヒレ(鮫のひれ)を乾燥させた食材を具にしたスープのこと。高級食材で乱獲が進んでいることから、米国での規制、世界自然保護基金による保護キャンペーンが進んでいる。

「ゾーンプレス パーク」副読本②

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

「棋力の驚異的な上達を保証するとともに、碁が十倍楽しくなるだろう」この本、専門用語が多く出てきます。その用語を1つ1つひも解いていこうというのがこの連載の意図です。

ゾーンプレスって何だ」の章の「1 構えとスタンス」の節

この節には本書で最も重要な一文が出てきます。

碁はなかなか強くならないものなのだ。

あと、「ゾーンプレスは手を打つ前に取る構え方の名称である。特に『碁の変化は無限である』というスタンス(立つ位置)からの構え方である」という知っても「なかなか強くならない」どうでもいいことも書いてあります。


最初に出てくる用語は「クラゲ」。

クラゲとは中華のクラゲ料理のこと。最初に食べたことから前菜と思われる。クラゲは喩えではなくて、実際のクラゲで、食用の6種類のうち、キャノンボールクラゲ、ヒゼンクラゲ、エチゼンクラゲが中華料理の食材として用いられる。2014年現在、中国がクラゲ輸入国に転じたこと、アベノミクスで円安が進んだことから、中華クラゲの激小問題が指摘されている。

参照:「小島慶子、中華クラゲ激小問題を突き詰める


次に出てくる用語は「カニシュウマイ」。

カニシュウマイとは蟹肉入りシュウマイのこと。食いてー!


次に出てくる用語は「エビチリ」。

エビチリはエビのチリソースのこと。中華料理 乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)を中華の鉄人陳健一の父、陳建民が日本人の口に合うように研究を重ね完成させたものである。


最後に今日のまとめ。

碁はなかなか強くならないものなのだ。

大切なので二度書きました。

謡曲「をりえぼし」

子ども向け謡曲の作詞をしてみました。
覆面して踊ってYouTubeデビューしようかと思っていましたが、なかなか思い切れず、お蔵入りにするにはもったいないので、ここで公開。
野村萬斎さんになり切って、両手に扇子を持って腕を拡げながら静かに踊りながら歌います。

題「をりえぼし」
作詞 いちかわゆうじ

あいうえあいうえ おこりんぼ
かきくけかきくけ こんにちは
さしすせさしすせ そうですか
たちつてたちつて とうせんぼ
なにぬねなにぬね のほほんほん
はひふへはひふへ ホモサピエンス!(早口に)
まみむめまみむめ もみもみもみ
やいゆえやいゆえ よろこんぶ
らりるれらりるれ ろくでなし
わいうえわいうえ をりえぼし
 ん!

「ゾーンプレス パーク」副読本①

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

先日、井山裕太本因坊伊田篤史八段の本因坊戦第二局の中継がニコニコ生放送でありました。
その中で、立会人の王銘琬九段が大盤解説に登場。「次の一手」のプレゼントに著作の「ゾーンプレスパーク」と「ヨセ・絶対計算 完全版」を提供し、PRされてました。「ヨセ・絶対計算 完全版」は著作の中で一番売れている本だそうです。少し意外。「ゾーンプレスパーク」は最も時間をかけた一冊で時給30円ぐらいじゃないかと嘆いてられました。
その後、登場した高尾紳路九段。王銘琬九段の営業妨害をします(笑)。「ヨセ・絶対計算 完全版」は買ったけど難しくてわからなかったそうです。「ゾーンプレスパーク」に至っては見てみたけど何が書いてあるのかわからなかったと会場から笑いを取っていました。

ゾーンプレスパーク」は私の愛読書。敬愛しているとは言え高尾九段にここまで言われては悔しいので、「ゾーンプレス パーク」副読本なる連載をしてみようと思い立ちました。今回はその第一回。
前書きもなく始まるこの本、専門用語が多く出てきます。その用語を1つ1つひも解いていこうというのがこの連載の意図です。

ゾーンプレスって何だ」の章の「はじめに」の節

最初に出てくる用語は「ゾーンプレス」ですが、これは本書の主題でおいおい明らかになります。次に出てくる用語は「ナポレオンパイ」。

ナポレオンパイとはミルフィーユのこと。日本では特に苺のミルフィーユをナポレオンパイと呼ぶことが多い。

(写真はウィキペディアより)


次に出てくる用語は「トムアンドジェリー」。

トムアンドジェリーとはトムとジェリーのこと。日本ではTBS系列で1964年(昭和39年)から1966年(昭和41年)に放映され、繰り返し再放送された。新シリーズも複数あり。


次に出てくる用語は「ボニーアンドクライト」。

ボニーアンドクライトはボニーとクライドのこと。1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返した、ボニー・パーカーとクライド・バロウのカップルである。しばしば英雄視され、映画化もされた(邦題「俺たちに明日はない」)。


次に出てくる用語は「洋ナシのシャルロット」。

洋ナシのシャルロットは女性の帽子に見立てた洋菓子で洋ナシを使ったもの。


次に出てくる用語は「ハリポタ」。

ハリポタとはハリー・ポッターシリーズのこと。本書の初版2003年にはハリー・ポッターシリーズは4巻まで発売され、映画も2作公開、世界中でヒットしていた。作者の本書への淡い期待が偲ばれる。


このように、用語を1つ1つひも解いていけば、「ゾーンプレスパーク」は全く難しくない。高尾紳路九段でもこれを読めば「棋力の驚異的な上達を保証するとともに、碁が十倍楽しくなるだろう。」

(もしかして、私もこの記事で王九段の営業妨害してる?)

囲碁の国際化に関する一少考

先日行われた第18期三星杯決勝は中国の若手唐韋星三段の優勝で幕を閉じました。
今年、世界戦は中国勢が制覇、中国が韓国を凌駕した一年になりました。
若手の活躍こそ、その業界に活気をもたらすものですから、今後の更なる中国碁界の発展が期待されます。

さて、そういう状況の中で思う囲碁の課題。
それは一言で言うと、「世界戦と言いながらアジア三国ローカルじゃない?」ということです。特にその三国(中韓日)は仲がいいとはいえない状態ですので、世界戦と言いながら、国の代表が消えると大会への興味も薄れるという状況が起こっています。
サッカーワールドカップウィンブルドンなど真にグローバルな競技が全世界の注目を浴び続けるのとえらい違いです。

どうすれば世界中が注目する競技にできるのか。
それを少し考えてみたいと思います。

世界戦のブランド化および三大タイトル化

お気に入りの棋士に注目するのはファンにとって当たり前のことですが、一方で決勝まで注目される大会運営が必要です。ところが、日本だけの傾向ですが、国内タイトル戦事情で世界戦に出場できないという内向きな部分があります。
世界の碁のレベルが上がった以上国内棋戦の整理が必要なのですがそれは別項目で検討するとして、世界戦三大タイトル化を提唱します。
今の中韓日の国内戦の持ち時間は、中国が世界戦と同じぐらい(3時間)、韓国が早碁、日本は長い碁(5時間以上)が主流です。なので、まず持ち時間による階級制度を導入し、これに合わせて、

  • 韓国主催の「早碁」棋戦
  • 中国主催の3時間の「中碁」棋戦
  • 日本主催の5時間以上の「長碁」棋戦

の三大タイトルに世界戦を絞ります。世界戦を3つに絞り、持ち時間で「階級」を明確にすれば、誰がタイトル何個獲ったかではなく、各階級で誰が一番強いのかに注目が集まります。メジャーな世界戦が3つに絞られれば、各国のチャンピオンも日程的に出場しやすくなるでしょう。

大会形式は、集まって2週間程度の短期集中型がいいでのしょうね。長い碁に限ってはリーグ戦で1年かけて戦うという方法もありかもしれません。

段位制の廃止とレーティング制への移行

段位というのはすべて引退後または60歳以降に名乗る名誉称号にします。
トーナメントプロは段位は持たず、レーティングによる各階級のランキングで表現します。
世界戦予選も国内棋戦も持ち時間に応じて早碁、中碁、長碁のいずれかの階級に属し、その勝敗が各階級のレーティングに反映されるようにします。

ルールの統一

国際化のためには中国ルールへの流れが必然かと思います。
日本ルールは普段は効率的ですが、特殊な形の事例ルールが多く味が悪い。
中国ルールでは偶数半のコミが設定できない課題がありますが、コミに関して結論が出せるほど人は碁を理解していないのだから、ならばゲームの駆け引きの材料にすればいいと思います。なので、自由コミ制。ニギリで勝った方がコミを指定し、相手が黒白を選択する。
食事休憩はなし。必要な食事は持ち時間内で摂る。休憩が入ると味が悪いから。

ゲームの見える化

コンピュータの時代です。勝率レーティング、過去の棋譜、小ヨセの結論などコンピュータが既に人間を凌駕している領域が囲碁にもあるのですからそれを最大限活用して、ルールと石の強弱がわかる程度になれば見て楽しめるものにする必要があります。
ほとんどのスポーツは得失点という表現でライブで形勢がわかるようになっています。だから初めての人でも楽しめる。ドラマがわかる。終盤の本来答えが出ているはずの場面で、解説者の曖昧な目算(失礼)に頼っていては見えるはずのドラマが見えなくなる。見える化が必要です。
最近の例では、将棋の竜王戦第3局、終盤まで互角の熱戦が最後森内名人の失着で即詰みになった場面、将棋ソフトPonanzaがノータイムでゲームの実質的な終了を告げ、その後、渡辺竜王(当時)が席を立ち、戻ってきてから仕留めたという一局がありました。劇的でした。


あまり色々書くと発散するので今日はこの辺りで。