脈動

生きるものは脈動する。

ジョージ・ソロスさんか誰かが今の金融資本主義のルールには欠陥があると言っていて、その通りだと思っていたのですが、安定性が善かと言われたら、そうでもない気がしてきました。ドットコムバブルで、大勢の投資家が一切売り上げ、利益を上げずフリーのソフトウエアを配布するベンチャに投資を続けましたが、そんな壮大な実験はバブルがあるからこそ実行できること。投資と回収率から決定してしまう等比級数の世界では人は夢は買えません。で、冒頭の命題が頭に浮かびました。
金融というバーチャルな世界が脈動するのは、人が生きている証ですよ。恐慌が起きたとして、中には立場によって、満ち足りた生活から生活支援を受ける生活に変わる人も出るはずですが、人が生産/捕獲する食糧は何パーセントも変わらないのです。
そこでまた思いました。国家というものがあるとすれば、その必須条件として食糧自給率が100%以上であることを採用すべきだと思います。日本は国家の体をなしていない。食糧支援を受けている国もまたしかり。それは国境の切り方が間違っているのですよ。地域や民族やイデオロギーではなく、食糧自給率で国境を決める。
久しぶりに自己満足できる結論が出ました。これでは貧困国は救えないか?