モンテカルロ木探索

今月号の情報処理学会誌にコンピュータ碁の新しい手法に関する記事があることを教えていただきました。
早速、その実装MoGoを試したところ、Pentium4で一手30秒でも9路盤なら大したものでした。確率的な要素が強いのかもしれませんが、初段以上と言っていいかと思います。持ち時間30分、3GHzコア256個のクラスタを使って、カタリン5段に一勝したとか。コミが7目半の白番だったとのことですが、7目半のコミでプロに勝てるとは思えないので私より強いですね。8コアのパソコンが欲しくなりましたが、Mac miniを買ったばかりなので控えておきます。家のパソコンでクラスタ作ろっと。19路盤でも一度やってみましたが、こちらは級位の宇宙流でした。時間がかかるので途中で止めてしまいましたがあるいは後半力を出すタイプかも知れません。
終局が近づくにつれて一手の価値と次点との差が小さくなる性質を利用して、全探索の代わりにモンテカルロで勝率を計算してその手の有効性とする手法のようです。人が採用していないアルゴリズムで強くなるのだから不思議なものです。