数学って

私、この歳まで数学を誤解していたようです。初等幾何という頭の中でああでもないこうでもないと図形をイメージしているうちにあっと解ける瞬間のある数学があって、まさにそれは「何か匂う」という感覚で、なぜそう補助線を引きたくなったのか説明できないものなのですが、それはいわゆる数学じゃないと思っていました。「いわゆる数学」は、もっと分割統治されていて、ストーリがあるものという気がしていたのですが、本質は初等幾何と変わりないのじゃないかという思いになりました。失敗を繰り返すうちに、あるとき啓示を受ける。
平方三角数の求め方を何度か考えましたがひらめかず、答えを見たら「なるほどねー」でした。今の私には、どれだけ時間かけても独力では証明できそうにない。でも、囲碁でもまぐれでいい手が打てることもあるから、費やす情熱次第だったかも。
死ぬまでにリーマン予想の深遠さに触れてみたいのですが、誰か家庭教師してくれないかな。