いちご

定食が食べられる喫茶店まで1kmちょっと歩くと、途中で農家の方が野菜を道に面した倉庫で売られています。最近はいちごの季節で、喫茶店の帰りによく買います。
「いちごください」「どれ?」「一番安いの」というと、「形は悪いけど甘いでしょ」と嬉しそうに売ってもらえます。おまけしていただけることもしばしば。250円を200円にしてもらえるのですが、企業に勤めていて売り上げにほとんど貢献していない非生産的社員でのうのうと高給いただきながら、大切に育てたいちごを定価の2割も引いてもらうのは気が引けますが、もしかたら形のいびつないちごは売れると思っておられないのでしょうか。お店でバーコードのついたいちごと味は同じだと思いますが、なんだか働き者の笑顔と手から渡された分だけ甘さ以上においしいいちごです。