達成感

会社で、デジアナ混在のある種の測定装置を試作しました。機能自体は市販されているものと大差なく、一目で分かるすごい発明は一つもないものですが、出来上がって気がついてみると、市販のものよりかなり簡単なアーキテクチャで、市販のものより低消費電流のものができました。
アナログの素養がなく、アナログ部分を簡単にせざるを得なかったのですが、それが功を奏したようです。マイコンのプログラムも、8bitマイコンで、ライブラリはI/Oと浮動小数点ぐらい、OSなんてものはなく、後は割り込み処理含めてすべて自作です。
部品の選定に間違いがあって、欲しい性能を満たしていない部分もありますが、直し方ももうはっきりしている。
今時のシステムの複雑さとは比べ物にならないくらいかわいいものですが、ハードソフト、ほぼすべて自分で設計実装したものが、消費電流というシステムパラメータが市販のものより優れたものになったことに静かな満足があります。
自分はエンジニアとして、中の上ぐらいかと思っていましたが、この数日ぐらい、上の下と思ってもいいかもしれません。