ハイパースレッディング

結婚できない男」にすっかりはまって、コンピュータを使っているとき、BGM代わりに流しているのですが、GNU Octaveで重い数値計算をさせると、動画の再生が止まってしまいます。なんとかならないものかと、Pentium 4のハイパースレッディングをイネーブルにしてみたら、見事に両立できました。ところが、再生していない時もCPUの使用率は50%までしか上がらず、これでは意味ないじゃんと思ったのですが、仮想CPU1つだけ動いている時は50%かも知れず、まじめに評価してみようかと、やってみました。

  • ハイパースレッディングOFF=181秒
  • ハイパースレッディングON=189秒
  • ハイパースレッディングON+動画再生=222秒

4%強しかパフォーマンスは落ちませんでした。
動画再生ありでも25%弱の低下。立派なものですね。世間の流れがマルチコアというのも少しうなずけました。
しかし、CPUいじくって2つに見せて、マルチCPUのOSを動かすなんて仰々しいことしなくても、プロセスの優先順位に動画用のモードを入れたらそれで済んだような気もする。

最近、とある事情からコンピュータを買い換えようと思い始めたのですが、クオリティの高いものが欲しいなと物色しています。ハードウエアの面では、ディスプレイの解像度やらデュアルディスプレイにしようかとか楽しく悩めるのですが、ソフトウエアがぱっとしません。
Windows XPは確かに安定してきたのでしょうが、DNS引きに行くとOS自体がストールしているようだったり、アプリが自動でウィンドウをアクティブにする時に、他のアプリをアクティブにしていると全然関係ないウィンドウがアクティブになったり、フレームワークの部分でおかしな作りを感じるので買う気が今ひとつ盛り上がりません。
Macは魅力ですが、ほとんど触ったことがないのに、今の、Power PCIntel CPU両方サポートという状態だと素人ではドンくさい使い方しそう。囲碁などWindowsでないと受けられないサービスがあるところも乗り換えのネックになります。
昔、Steve JobsさんがNEXTSTEPを起業した時、これはメルセデスベンツなんだとアピールしたことがありましたが、そういう上質感を商売にすることはパソコンの世界では依然難しそうです。