美しい国へ

関西線は各駅停車しかなく、それなりに時間が取れるので本屋で目に入った本を読みました。

美しい国へ (文春新書)

美しい国へ (文春新書)

私なぞにはけちがつけようがないほど、理路整然、かつ、情に溢れた文章でいっぱいでした。日本の将来は阿部晋三さんに任せたら問題ないのではないでしょうか。
でも、日本を聡明にするのは無理でしょうね。正解があることを前提にした今の教育や、尊敬より経済を重視した価値観を、維新や終戦相当のイベントなしに変えられるとは思えない。
まあ、国家の目的は、社会保障、安全保障、貧困をなくすことで、聡明になることではないと言われればそれまでですが。