こんなときどうすべき?

昨日、子猫を拾ってきてしまいました。
酔っ払って帰る途中、鳴いているので、ただ顔を見ようと暗闇で目を凝らしたら、怪我した子猫が身動きもとれず、鳴いていたので連れて帰りました。
右前足がひどく骨折していて、もしかしたら肋骨もよくなさそう。目ヤニで目が開きません。
衰弱していますが、牛乳はよく飲みます。
一晩経って、さてどうしようと思ったのですが、とりあえず病院に連れて行きました。
怪我した前足を広げると、裂傷の跡があり、化膿してそう。骨折には何も触れず、抗生物質と猫用のミルクを処方してもらいました。そりゃ動物病院も怪我した野良猫治していたら切りがない。3時間ぐらい置きに飲めるだけミルクを飲ませてくださいとのこと。目ヤニをぎゅっと拭いてもらって目は開きましたが、目の奥から濃い体液が出てきます。
診てもらう前に1時間ぐらい待合室で待っていたのですが、動物病院はペットの手入れをするところで、怪我人運ぶところではなかったなと場違いなところにいる感が拭えませんでした。
「今生にいかに、いとをし不便とおもふとも、存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。」
親鸞によればこういうことはやっても切りがないことだし、自分も、子猫を会社休んでまで看病するつもりもないのですが、アスファルトの上で啼きながら死ぬのを待つ代わりに毛布の上で気まぐれに与えられるミルクで渇きを潤しながら時が来るのを待つのが悪いこととは思えない。
と書きながら、涙が流れるのはなぜでしょう。昔からヒトのお葬式より道路で轢かれた動物の遺体を見た時のほうが魂が揺さぶられる。