山下清・原画展

近所の図書館で、山下清・原画展をやっていたので見に行ってきました。
来場した人たちが1つ1つ感心して丁寧に見学しているところを、「うん?」という感じで通り抜けてきました。感じる心がずいぶん鈍くなっているのかもしれない。
昆虫の描写に比べて、花火の描写が単純で、山下さんは花火はあまり好きじゃなかったのかなと思いました。それにしては花火をモティーフにした作品がたくさんあります。
もしかしたら私のシャボン玉と一緒で、本物にはかなうはずないという前提で描かれていたのかもしれません。
ただただ、あのくり返しは素晴らしい。やはり、到達するレベルとかそんなことは全く考えずに描き続けることが尊いと改めて認識しました。