私が退職した理由

19年に渡って会社にお世話になりましたが、6月30日付で退職しました。無職になって一週間経ちます。


家庭の事情もなく会社でもよくしていただいて、これといった理由はないのですが、震災に転機を感じたというところです。年齢的にも今しかないという気がしました。


Apple社の成長は影響ありましたね。新しい製品を見せられる度に、お前はこういう製品作りたかったんじゃないのかと言われているかのように感じました。元々、思考を増幅するコンピュータを作りたくて、電子手帳で有名な会社に入社したのでした。
それに輪をかけて、Apple社はApp Storeでソフトウエアを個人が挑戦できるものに戻してくれた(ように感じてしまった)。だからといって、今の私にソフトウエアで飯を食うスキルはまだないのですが…


そういう個人的な興味とは別に、世の中大きく変わろうとしている空気を感じました。
ある程度以上の規模のメーカなら海外に出て行かないとやっていけなくなりつつあります。それなら、ノマド的な生き方を選択するというのもありかなと。

一昨日大阪で飲み過ぎて、ホテルに連れて行ってもらい、昨日、お昼に道頓堀を歩きました。みなさん忙しそうに働いたり歩いていたり。二日酔いの頭で「もしかしたら別に世の中変わらないんじゃないか?」と思いました(笑)。
こういうところを確認するためにも、国内外問わず自分の目で確かめにいこうと思います。


世の中変わらないという心配もありますが、でもですね、今回少なくとも一ついい経験ができました。

決断すると、自分が変わる。

世の中は変わらなくても自分が変わるんですね。自分が変わると世の中も変わって見える。


挨拶が苦手で、大変お世話になりながら大多数の方に不義理をしたにも関わらず、大勢の方々に激励会で励ましの言葉をいただきました。改めてありがとうございました。
どうやって飯を食って行くのか想像つかない状況ですが、後々、自分も「満足」と思い、みなさんにも「よかったね」と思っていただけるよう、手探りながら頑張ります。