Duration

sml@smalltalk.jpでVisualWorks 7.7から導入されるDurationクラスの訳の議論がされています。
普段、「Cの関数は誤訳」と切り捨てたりしていますが、最初に訳された方々は、色々考え、議論された上のことだったかもしれないと思い至りました。(でも「Cの関数は誤訳」だと思います。)
Smalltalkはずいぶんご無沙汰していますが、最近、「スクイークSmalltalk初めの一歩」を家のサーバから独立させようと、PDF化したり、Googleサイトに移行中で、これを機会にまたメーリングリストで今の動向を教えてもらえたらというところです。
Durationは、MagnitudeのサブクラスでNumberではないんですね。インターネットで検索かけたら、

  • BergsonさんのDuréeは持続と訳されている。
  • 鉄道用語に運転時隔という言葉がある。

Durationには連続した時間という意味が込められているはずなので、持続がいい訳だと思いますが、「持続」は哲学的にも日常的にも強い意味を持ちすぎるので、見慣れない「時隔」が私のおすすめ。
でも、既に指摘されている「時間」が一番素直ですね。「期間」は、日常的には特定の日時から特定の日時までを示すので、違うような。