納棺夫日記

納棺夫日記 増補改訂版 (文春文庫)

納棺夫日記 増補改訂版 (文春文庫)

映画館に出かける根性がないので、書籍を注文してみました。
名文です。親鸞に帰依する書でした。
本の内容とは無関係ですが、生というのは、進化の過程において、脅威への敏感さ、すなわち恐怖の強迫観念をひたすら磨いてきただろうなと思いました。極普通の健常な人でさえ、恐怖の感情にすっぽり包まれて生きている。常につきまとうので、意識はそれを消すよう働くが、決して本当に消えることはない。
死ぬということはその恐怖から解放されるということですね。