PLUTO

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

西原理恵子さんの「営業ものがたり」以来、浦沢直樹さんの「PLUTO」が気にはなっていたのですが、インターネットカフェで手に取るや、見事に引き込まれました。
それにしても、人間というのは不思議な生き物です。心の中から吐き出したいものがあるが、吐き出すわけにはいかない。だから、何重にも空想化して表現する。表現されたものを見てつかの間の光を感じる。古代神話を初め、ずっとそれを繰り返している気がします。
手塚治虫さんは何を抱えていたのでしょうね。あるいは、共感の強すぎる人が、世代を越えて脈々と濃い感情を運ぶのかもしれません。