投資信託

子供のお使いとして、証券会社にお金を振り込んできました。海外ソブリン・ファンド。ドル通貨圏と欧州通貨圏それぞれ半分ずつ、A格付けの国債とAA格付けの政府系債権に投資。
投資のロングテール化が進んだのは、やはりバブルがはじけた後なのでしょうか。1992年から急速に公定歩合が下がって、1996年からの金融ビッグバンとくれば、貯蓄が投資に流れるのは必然。ああなるほど、このときから政府は未来(老後)の保証から自己責任に政策の舵を切ったとよくわかります。社会保険庁のやっていることが数字が合わなくなってしまったこともここでみんなわかっていたのでしょうね。
金融というものはきっと情報と資本力がものをいう世界なので、小額の個人投資家なんて、細工してあるルーレットの細工を知らずにばくちをするようなものでしょうね。賢い人にこっそり付いていくのが一番。ポートフォリオやらバランス投資はどちらかというとじわじわ搾取されてしまう戦略のような気もします。
でも、そのじわじわ感がいいのでしょうね。一日で擦ったら穀潰しですが、10年かけて何割か擦れば、その間の一喜一憂の料金として納得できます。そういう意味では、よく壊れるパソコンというものも機能以外の価値があるか。
証券会社とか銀行のような金融関係って改めて不思議な職業だと思いました。人の年収や肩書き調べなきゃいけなかったり、人の通帳見たり。
また、自分も含めて、人って不思議ですね。体やら通帳やら、普通は見せないのに、お医者さんや銀行のお姉さんにはなんの躊躇いなく見せる。