テレビの水平分業化

IFA 2008で各社が先端の液晶テレビを発表していますが、ついに全盛期のPCと似たような、いつ買うのがいいのかよくわからない進化の時代に入ったような気がします。LEDバックライトやローカルディミングで色再現性や高コントラスト比を実現し、コマ間補正はついに4倍速、240Hz。パソコンの液晶テレビの応答速度が14ms/70Hz程度であることを考えると、驚異的です。
ただ、垂直統合型の作り方をしているところが、相変わらず家電っぽくて、かつてのPCのような、どこまで行くのだろうという期待感みたいなものが若干薄い気がします。
DVDソフトがこれだけ出回っている以上、高いテレビを買ってきれいに見たいのですが、アップコンバージョンはメーカでかなり技術の差が出つつあります。パネルはどこどこ、アップコンバージョンはどこどこ、と組み合わせて買いたいのですが、それができない産業構造。
誰かがテレビのIBM PC(オープンアーキテクチャ)をやらないといけない。