タブレット

親の言いなりに証券会社の口座を開いたら、早速情報誌が届きました。トップインタビュー記事がワコムの社長さん。昔から伸びる会社に違いないと思っていたのですが、営業利益率15%の小さな巨人でした。Windows Vistaの発売と共に株価も大きく伸ばした模様。Vistaってタブレット対応していたのですね。知らなかった。
http://tablet.wacom.co.jp/vista/
ユーザーインターフェイスとして、タブレットはマウスに代われるデバイスか議論のあるところですが、私はいい候補だと思います。必要なのはまずデバイスの進化。マウスは手を離しても動きませんが、ペンは手を離すと倒れるのでまた拾う動作が入る。これが致命的ですね。タイプするのに邪魔にならずに、すぐに手書きフォームに移れるペンができたらマウスの代替への第一歩になります。マウスと違ってペンがタブレットから離れることになるので、起点をどうするか処理に悩むところですね。絶対座標で処理するのは、ディスプレイとタブレットが一体でないことから使いにくさが逆に生じます。マウスの場合、相対座標で処理しているから、つじつまが合っている。この辺りの課題を乗り越えたら、感圧で気持ちのいいインターフェイスはアップルさんがきっと生み出してくれることでしょう。
生まれてきて、コンピュータの比較的ヘビーユーザーの類になって、すごい時代に生まれたものだと感心し続けていますが、死ぬ時にまだみんながマウスを使っていたらかなりがっかりすることでしょう。ペンか視線か念力か認識技術かわかりませんが、ユーザーインターフェイスは大きく変わって欲しいです。キーボードとマウスでは、(少なくとも日本人には)コンピュータが、思考の増幅器ではなくて、思考の律速段階です。
先日も試した通り、Macで改めてタブレットをいじろうかと思い始めました。
http://www.wacomeng.com/devsupport/mac.html
以前にWindows上でSqueakタブレットドライバをつなぐラッパーを作りましたが、同じことがMacでもできそうです。ライトウェイト言語対応したいですが、SqueakRubyかProcessingか、どこを狙おう?