思いやり

昔、酒飲み友達がいて、「最近、誰々さん元気がないね」「誰々さん、はりきってる」と広い意味での職場の人たちについてあれこれ話すのが酒のつまみでした。うわさ話は全くなしで(どちらもそういうことには疎いというか、口が軽い(失礼)のでそういうネットワークには入れてもらえませんでした)、自分で感じた人の元気のオーラについて、確認し合うような会でした。そういう話をすると、自分の中の底の方にある思いやりがポッと言葉になって、相手には何も言わなくても、雑多な人間関係の中にもその人を思いやっている部分が自分にあることを意識することで、うまく関係が回っていたような気がします。
そんな飲み方はずいぶん何年もお無沙汰していて、飲めばうわさ話か悪口かという時期が続いたせいか、だいぶ毒が溜まっていたようです。
先日、久しぶりに人を思いやる飲み会をしてもらって、気持ちよくお酒が飲めました。

思いやりのある人は、人の思いやりも引き出すことができる。