涙そうそう
土曜日に「容疑者 室井慎次」のテレビ放映があったので、片付けたプロジェクタを設置し直して楽しみました。そのままの状態だったので昨日は、特に興味のなかった「涙そうそう」を見ました。
評価の分かれる作品だと感じました。実際、インターネット上のコメントを色々見てやっぱりと思いました。
- 長澤まさみ、かわいい。方言がよかったか。(不覚にもCMでよく見かける分にはオーラのない子だと思っていました。)
- 妻夫木聡、好演。人の好い青年というのは演じるのは意外と難しいと思います。
- 手が触れ合うシーンに思い入れが入っていた感じ。でも子供時代の、手を握るシーンは妥協したと思う。子供が手を握るってもっと自然な動作のはず。
- 鼻を押さえる仕草も「涙そうそう」プロジェクトのコンセプトをよく表現している。
- 互いに好きになる背景に十分時間を割いている。感情移入できるかどうか、こういうところにかかっている。
- ストーリがあだち充さんの「みゆき」とかぶり過ぎ。結末を不幸にしただけでは安直。
- 兄妹なのか他人なのか、もう少し内面の葛藤があってもよかった。
- お父さんのエピソードが付け足しっぽい。結局悪い人が出てこない(恨みがない)映画。
結果として、よかったけれど泣けませんでした。
この歳で泣こうと思ったら、動物ものに走るしかないか?