ミント
- 作者: 勝鹿北星
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/11
- メディア: コミック
- クリック: 107回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
ミントには記憶を呼び起こす作用がある
主人公太一は、母親が日本の田舎から離婚を決意し英国に戻ったのは、ミントの香りを嗅いだからだと納得するエピソードが紹介されています。
ググった限り、ミントに記憶を呼び起こす作用はないようです。
「時をかける少女」で有名なラベンダにも記憶に関する作用はない。
うちの庭に生い茂るミントは私の記憶をひたすら呼び起こします。ケーキに載っている可憐なイメージにはほど遠く、たくましく。
生きとし生けるものすべてが互いに慈しみ合う世なんて、果たして訪れるのでしょうか。
もしも何でも願いを叶えてくれる神様がいたとして、願いを叶えてあげようと言われたら、一体何をお願いしよう?
きっと、生きとし生けるものすべてが互いに慈しみ合う世にしてくださいなんてお願いしなくて、たまたまやり取りに恵まれたばかりに不本意ながら言葉で傷つけてしまった人たちに、どうか忘れて下さいとお願いするくらいかもしれません。