7段を目指す

ストレスがかかると思いながら、囲碁を毎日続けていますが、勝った負けたで感情的になっていても仕方がないと、やはり目標設定をしました。
次は6段。感情面のコントロールをメインに考えて、平日禁酒を始めました。今までは飲みながら打っていた。
禁酒してしばらくは寝付きが悪く睡眠が浅くなりましたが、山を越えると、逆に何年ぶりだろうというぐらい熟睡できるようになりました。そういえば若い頃は惰眠がこの上なく幸せな娯楽だった。
ここ何日か5段を維持しています。6段と打ってもかなわないとは思わなくなりました。5段でも鬼のように強い人もいますが。
以前はポカして荒れ狂う自分がいましたが、比較的冷静に打っていると、逆に鉄のように強そうな人が優勢意識に耐えられなくなって突然崩れるところを見ることができます。私のポカもきっとこの類いだなと思う。たまたま優勢になると早く楽して結果が欲しくなる神経がいけません。
6段にはきっとなれると思う。7段までいけたらちょっと何か違う世界が覗けるような気がする。
取り組み方が少し変わったのは、高尾紳路名人・本因坊の活躍の影響がありそうです。厚みの碁は普通勝ち味が遅くてたくさん勝つのが大変と言われています。3大タイトルの2冠を手に入れた厚み派の碁打ちは高尾さんが初めてだと思う。
厚みの碁と地の碁は、別の表現をすると、感覚の碁と読みの碁と言えます。こんな単純に表現できるものではないと思いますが、読みの碁は、アマチュアから見ると超人の碁。まねができません。感覚の碁はまねはできるから、そういう碁が結果を出すことがアマチュアにロマンを見せてくれるのでしょう。

(次は何を穫りにいきますか?と聞かれて)
「世界戦です。もうちょっと強くなれれば。あともうちょっとだけ…」

今、世界戦を制覇している韓国の碁は読みの碁です。持ち時間が短い世界戦で感覚の碁が結果を出すのは大変(読みより感覚の方が時間を必要とするところがとても逆説的です)だと思いますが、ぜひロマンを見せてほしい。