「ぼくはこんな本を読んできた」
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
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ところが、知的欲求のレベルが低い人は、自分のオートマトンの現状に満足して、すぐに学習の意欲を失ってしまう。新しいことはもう学ぶ必要はない、自分がこれまで学んだことだけをやっていれば、人生十分だということになってしまう。あとはもっぱらいろんな肉体的な快楽、美味しいものを食って、酒飲んで、テレビ見てげらげら笑っていればいいというようなことになりがちなんです。これは人によってずいぶん違いがありますけど、30代くらいになると、もうそうなってしまう人が結構多いんですよね。
もちろん老化というのはありますよ。それほど年をとらなくても、われわれだって、物忘れが激しくなったり、人の名前が出てこなかったりということがありますよね。あれは実は、ごく小さな脳硬塞が脳の中で起こっているからなんです。MRIという最近の進歩した撮影装置を使うと、それがはっきりわかる。・・・ですから、適切に使っていけば、脳というのはとことん持つ。
40代で知的好奇心が尽きて、お酒飲んで囲碁して勝てば嬉しいという人になったから、頑張ったほうですか。40代になったら思想的な本を書きたいという気持ちで30代を過ごしたはずですが志は忘れました。堕落という感じではなく少し開放された感じ。(お酒の量は堕落を示してますが…)
いつか価値や自意識から開放されたい。