大差でも辛抱すると

私の黒番。

開始早々、右上隅で間が差してかかって来た白が大いばり。無理して左下隅も取られてしまいました。
中央の白が死にそうになると、左下隅の黒が復活する可能性があるので、それがはっきりするまでは打とうと、これ以上弱い石を作らないように打ち続けました。
白162が空白の一手だったと思います。右上隅、持ち込みになるぞと言いたかったんだと思います。

黒163から右下隅の白を撲殺。先手ヨセのつもりが死んでくれたのだから望外です。
脳も疲労するんですよね。囲碁の解説では敗着云々という分析が主になりますが、本当は、敗者の自戦解説でこの時もう脳の力が尽きていたというようなことを説明してもらうほうがドラマチックで感情移入しやすいと思います。