The Astonishing Hypothesis
- 作者: フランシスクリック,Francis Crick,中原英臣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
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ではホップフィールドのネットワークは、実際どのように働くのだろうか。...ところが、驚くべきことに、もし「手がかり」として活動パターンのごく一部だけが与えられると、ネットワークは数回作動してから、正しい出力-全体的活動パターン-に落ち着くのである。...その結果として、ネットワークは記憶を作りあげる。この記憶は、いわゆる「内容アドレス」メモリーであり、普通のコンピュータとは違って、記憶内容とは別になったアドレス信号を持っていない。入力パターンのどの一部分でも、アドレスとしての働きを持っているのだ。
自由意志は、全帯状回かその付近にある。
脳科学ほど期待感と失望感の混ざる学問って少ないと思います。脳って誰でも一番よく知っていて何もわかっていない。
今、私が脳科学の問題設定するなら、意識の記憶容量の少なさかな。言葉を紡ぎ出すために必要最小限の記憶しか意識では想起できない気がする。後は、そこから連想記憶が働いて、しゃべる中身を構成する。例えば短くない原稿を暗記した場合、すべての内容にランダムアクセスできないです。意識の記憶と言っているのはランダムアクセスできる部分というイメージです。ワーキングメモリとか専門用語があるのかもしれませんが、勉強したことがないので対応しているのかわかりません。
なんでこの種の記憶が非常に限られているのか。もし容量が大きくなったら意識はどうなるのか。言葉はどうなるのか。