「ガロアの時代 ガロアの数学」
ガロアの時代 ガロアの数学〈第2部〉数学篇 (シュプリンガー数学クラブ)
- 作者: 彌永昌吉
- 出版社/メーカー: シュプリンガー・フェアラーク東京
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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抽象代数の最初(イデアル)の辺りに私のバカの壁があって、ガロア理論はなんだかよくわからない崇高なものだったのが、なんとなく見通せた気になりました。
そもそも、環や体は既に概念としてあったのが、群はまだ研究対象になっていなくて、「拡大」を通じて群の構造を初めて研究したのがガロアで、アーベルが証明した「5次以上の代数方程式は一般には代数的に解けない」ことの別証明に止まらず、群を用いた代数方程式の研究方法がガロア理論ということですね。
こう書いてみると、今までも見たそこら中のウェブサイトの解説と同じこと書いていますが、それが今まで読んでも意味がわからなかった。
20年を経て、少しバカの壁が崩れた。