数学って その2
http://d.hatena.ne.jp/yich/20080413/1208085447
- 作者: 松本耕二
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
やっぱりこの手の数学って、説明の難しい補助線を引いてから論理的に説明する初等幾何と同じ香りです。応用数学とは一線を画しますね。
整数や素数、実数は、私にとって実在です。人間が全員死んだ後にも素数は厳然と存在し続ける。複素数もきっとそうでしょうね。ところが関数になると怪しくなる。ゼータ関数は厳然とした存在というより道具に見えて、使う人がいなくなったら実在ではなくなってしまう気がする。もっと簡単な例だと、素数の数を与える関数π(x)は道具に見える。素数とほぼ同値なのに。なぜだ。きっとそれが純粋と応用の違いに違いない。要は人によって違う。