パリのおばあさんの物語

パリのおばあさんの物語

パリのおばあさんの物語

ポテト・スープが大好きな猫」のような話を期待したのですが、ちょっと堅い言葉で重いお話でした。重くても背負って歩いて行くしかないのですね。
おばあさんちのテレビがちょっと切ない。

あなたがぼんやりしているから、ぼくは冗談を繰り返し、
あなたが退屈そうだから、ぼくは大見得のドラマを演じ、
あなたが寂しそうだから、ぼくはつぶやくように歌を歌い、
あなたが静かに寝ているから、ぼくは静かに録画する。

思わず詩を詠んでしまいました。
テレビが、モノ以上に大切にされる時代は来ないでしょうね。どちらかというと空気みたいに普段意識されない存在のような気がします。