不思議な気持ち

入社1年目の終わり頃、産休を終えた庶務さんから、別の庶務さんの生まれたばかりの赤ちゃんをお祝いに行きましょうと誘われて、子連れで赤ちゃんを見に行きました。15年以上前ですか。以来、両ご家族とは家族ぐるみで仲良くしていただいています。お子さんが大きくなるにつれ、遊ぶ機会は少なくなりましたが、昨日、1年ぶり、3年ぶりに「赤ちゃん」たちに会いました。この時期、女の子というのは、ありきたりですが、青虫が蝶になるように、堅いつぼみが花と開くように変わりますね。感激というより衝撃に近いものがありました。「さるのおっちゃんやで。覚えてる?」と聞いて頷いてくれても、こっちが知らんわ(笑)(初めて会う人みたい)。そういえば、大学生の時に、高校生の女の子の家庭教師を3年間したのですが、その子も鶏ガラみたいな女の子から、3年間でふわっと花開くように変わっていきました。
子を持つ親御さんは、きっとその子たちのために少しでもよい環境を提供できるよう願い、努力されているのでしょうね。人様のお子さんたちがすくすくとまっすぐ育つ姿を見た気持ちは少し違いました。私が過ごした中学高校の時代と比較しても、どこをどう比較しても、世の中は悪くなったような気がする。スキルと知識のバランスが悪い時代。私一人の勝手な感覚なのかもしれませんが、この子たちのためにもなんとかしないといけないな、どうすればいいだろう、という気持ちが起こりました。