名人戦第4局

世界戦ではまだ結果が出せない高尾本因坊ですが、あの強い張名人相手に二日制の碁で折れない強さを発揮されるところを目の当たりにすると、以前も書きましたが、つくずく脳も瞬発力だけではなくて、持久力というものがあると思います。
客観的な解説だけを見ると、終局間際に二転三転、本因坊も間違え、名人も間違え、ある意味稚拙な棋譜になってしまいますが、全力を尽くし合った長距離走の最後に例えたらわかりやすいはずです。最後の100メートルをそれまで休んでいた人が「もっと速く走れるじゃない」なんて言いながら隣を走っても意味がない。
高尾本因坊李世ドルさんの二日制の碁が見てみたい。
二日制の碁ってものすごいでしょうね。眠れたとしても寝ている間も考え続けているはずですから。