ゾーンプレスパーク

ゾーンプレスパーク (碁の心発見シリーズ)

囲碁プロ棋士の王銘エン先生の著書「ゾーンプレスパーク」感動しました。
インターネットのコメントを見ると「ふざけすぎ」という声がよく見られたのですが、冗談に出てくる概念をすべて正しく理解できる人はなかなかいないと思います。そのぐらい冗談も高度です。
１９９８年の棋道に連載された「ソーンプレス」の時には、意図を全然理解できず、今までの戦略をはやりの言葉を置き換えただけと思っていましたが、この本ではゾーンプレスと表現した囲碁哲学が繰り返し示されています。趙治勲先生の「地と模様を超えるもの」に匹敵する名著だと思います。
「私より強い人と同じ手を打つより、私にとって一番いい手を選ぶため、ゾーンを信じるものに、プレスの光がとどくだろう」王銘エン