日本の碁、韓国の碁

少し前に比較的好調な時期があって、今回、6段になれるかなと思っていたのですが、不快な碁があってそれから一気に崩れました。
韓国サーバーで打つと、少なくない確率で不快な碁になるので、今までにも自分の心の弱さを書いてきましたが、不快さの原因がわかったような気がします。
韓国の人の多くが、つぶれた碁を打ち続けて、最後、読み抜けそうなところで、こちらがじっくり時間をかけると、私の手番にも関わらず、投了します。要は相手が簡単な間違いを犯すことを期待していて、間違えないことに気がつくと、急に仕合がいやになる。とても気持ちはわかるのですが、その気持ちをそのままプレイでぶつけられるとこちらが不愉快になります。
日本の碁では、形作りという概念があって、実はそこで感情をコントロールしていたのですね。筋書きのないドラマから決着した後、両者が暗黙の了解で、エピローグを書くようなものです。
ルールと勝敗だけにフォーカスされるグローバル社会で、「形作り」のような文化を維持しようと思うと、やはり文化教育が重要なのでしょうね。