頭のうちどころが悪かった熊の話

頭のうちどころが悪かった熊の話

頭のうちどころが悪かった熊の話

知人から「「狂い」のすすめ (集英社新書)」を「読みますか」と手渡され、眺めてみると、世の中がいかに狂っているか、だからこそ、そんな世の中に価値を求めず、「狂い、遊べ」という本でした。
この本は、全く逆。主人公が周りから見て「ずれて」いるのですが、そんな主人公にも周りが好きになる瞬間を生み出すぐらいに、世の中というのはみんなを包容しているんじゃないですか?と問いかけているかのようです。
私は表題の「頭のうちどころが悪かった熊の話」と「りっぱな牡鹿」が好き。