「神話と日本人の心」

最近の世の中の乱れ方を思うと、(科学そのものではなくて)科学的な考え方、言い換えると、事象は簡単な原理から演繹できるという迷信が世の中に浸透してしまって、乱れているような気がします。
何かが起こると原因を知りたがり、原因を1つに絞ってそこだけ直せば問題がないという考え方が多いように感じます。
物事を理解するのに因果律以外の方法があると思います。
例えば、なぜ病気になるのか?という問いに対して、原因を調べてウィルス感染していたというのも答えだと思いますが、身内のありがたみに気がつくために用意されたものという答えも十分考えられることでしょう。
こんなことを考えていたら、河合隼雄さんの著作の中で神話や昔話が取り上げられていることに急に納得ができました。
神話の時代の人たちがどうやって世の中について納得していたのか知りたくて、とりあえず、

神話と日本人の心

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