碁は感性を育てるか?

今月号の囲碁月刊誌「碁ワールド」に上のタイトルの記事が掲載されていました。浜松医療センターの金子さんという方の記事です。
全体の内容はよくわかりませんでした。「感性豊かな人生がすばらしい人生」という一貫した思想があって、ユーモア、愛情、感動がキーワードのようでしたが、何か感情表現豊かな人が苦手な人より上という偏った見方を若干感じました。
全体はともかく、囲碁をしている時の脳の活動をPETで調べた結果がとても興味深かったです。これによると、プロ棋士は詰め碁を小脳で解いているそうです。小脳は運動を司るところで、自転車を乗ったりする時使う部分と同じです。おそらく、プロ棋士に「どうしたら詰め碁が解けるようになりますか」と聞くのは「どうしたら自転車に乗れるようになりますか」という質問と同じなのでしょう。囲碁のような抽象的なゲームが運動と関係しているところが意外でした。