撮影旅行
Google Earth上で岡本太郎さんの作品を紹介するKMLコンテンツを制作しようと、著作権を管理されている岡本太郎記念館に企画書を提出したところ、「スマートデバイス向けコンテンツへの使用許諾を出す予定は現在ありません」という回答でした。残念ながら門前払いということです。企画書提出するように言われた時には、許諾いただけるかもと期待してしまったのですが。
では使用条件によって著作権が制限されるパブリックアートに絞ろうかと、今度は著作権関連の無料相談にインターネット上のパブリックアートの写真を勝手に使用できるか伺ったところ、著作権は制限される(著作権法第46条)が、立体物の写真は写真撮影に創造性がありうるので写真に著作権が発生する場合がある。従って撮影者に許可をもらう必要があるとのことでした。まとめサイトやPinterestはユーザーがこの部分をある意味勝手に行っていて、きわどいサービスなのでしょうね。(著作権法はインターネット以前の法律なので法律が時代に合わせて変化する必要があり、背景が変わったことによるきわどいサービスに時代を変える魅力を感じます。)
元々、ネット上で設置場所や写真が集められるところが面白くて始めた企画でしたが、材料が使えないということになりました。で、写真が得意でもなんでもない私が、岡本太郎さんのパブリックアートの撮影旅行に出ます。
とりあえず、近畿から。
「男はつらいよ」の取材も兼ねて、兵庫県たつの市も寄ってくる予定。
ジオブラウザ上でストーリを持ち込んでコンテンツを作ることに可能性を感じています。映画の舞台やパブリックアート、(私は持ち合わせていない教養ですけど)地理、歴史教科書とかもいいですね。ところがプロトタイプを作ってみると、あか抜けない。デザイン上のスキルの欠落が主な気もしますが、それ以外にも色々要因がある。その要因1つ1つをどう解決するか考えながらの旅行です。
久しぶりに外に出るので楽しみです。