記憶探し
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 書籍情報社
- 発売日: 1994/06
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
養老: ふつう、種というのは交配する集団とされていますが、交配の前提には認知がある。
河合: …アラビア半島から南下してきたマントヒヒと、タンザニアあたりに生まれて北上してきたアヌビスヒヒというのが、エチオピアで出会った。そこでケンカするんじゃなくて、混血し、しかも混血の群れができて、その群れが存続している。
マントヒヒ
アヌビスヒヒ
種の分離という長年の疑問だったことに関する大きなヒントが書いてありました。
してみると、私は昔この本を読んで何かしら強い印象を受けた後、その記憶を失い、求めていたような気がします。
ほかのこともそうかもしれない。
なくしたものは見つかればラッキー。見つからなくてもこだわらず、変化を抱擁する。私ぐらいの年齢になると、そのぐらいの姿勢が良さそうです。