科学

相互作用する質量ゼロ、スピン2の粒子は一般相対論の重力場の方程式で古典近似される

2012年7月に書き捨てた下書き、読み直したらそれなりに面白かったので公開します。 ブログのタイトルは、超弦理論の解説などでよく見かける命題です。超弦理論は相互作用する質量ゼロ、スピン2の粒子を含むから重力場を含むという文脈です。以下の書籍で元の…

再現性減少の法則

世界をある種のゲームとみなすと、自然法則の対象がわかりやすくなる部分があります。 再現性を重視する物理の基本法則は、ゲームのルールのよい近似に等しい。 一方で、エントロピー増大の法則や、生物進化など、基本法則ではかならずしも説明できない別の…

脳は「左視野」を重視する

http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080611/161818/ パソコンに向かって何かするとき、情報とエディタの置き場所に何か工夫はないものかといつも思うので、検索をかけてみたところ、脳科学者の池谷さんのコラムが引っかかりました。 私、下の絵の…

右脳、左脳

右脳、左脳の機能局在論に懐疑的だった私が、Taylorさんの"My stroke of insight" を繰り返し見続けて、信者になりかけていました。特にプレゼンの冒頭で脳のプラトミック?標本を見せて、左右がはっきり分かれていることを見せつけられたのが大きかった。 …

二重スリット実験と位置的実在

http://www.hqrd.hitachi.co.jp/em/doubleslit.cfm 量子力学が、何人たりとも理解できないものであることを示す二重スリットの実験について、きっと学生の頃には至っていたであろう知見に再度至りました。 二重スリット実験は光子や電子のような素粒子だけで…

物理基礎論ふたたび

何も進展していないと指摘するだけでは失礼なので。 今の人類の理解は、時空とエネルギー・運動量が双対を成す(フーリエ変換で変換される)という理解です。 しかし、この双対性で変換が可能な世界観はマクロ(長波長)でしかなく、結局、超波長が時空を形…

物理基礎論

南部さん、益川さん、小林さんのノーベル賞受賞の後、ちらちらと昔から気になっていた問題を調べました。 発散の困難:くりこみ理論で対処療法した発散の理論は、超弦理論が解決するというのが20年近く前の希望的観測でしたが、全く状況は変わっていない。 …

量子力学

実用的な量子力学は確率解釈の下、観測対象に影響を与えない観測過程はないとした上で、観測過程はその力学で記述されないとすることで、世界観を示す手段ではなくなりました。代わりに重ね合わせの原理という単純な原理を手に入れた。 それで色々な計算がで…

電気回路の双対性

科学なのか技術なのか数学なのかわかりませんが、電気回路における双対性の話です。 容量Cを持つキャパシタは以下の法則に従います。 ここでQは電極に蓄えられる電荷、Vは端子にかかる電圧です。電流を使って書くと、この法則は以下のように表現できます。 …

種の爆発はカンブリア紀以前にも起こっていた、米研究者が論文発表

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801042020 種の爆発と言いますが、本当に種なのかな。種が確立していない段階かと想像します。形質が多様でも交配が可能で、それ故に更に多様になる。染色体がかなり断片的に分かれていて、減数分裂の精…

大動脈弁閉鎖不全症の早期発見法

あとでもめることになる可能性もありますが、せっかく思いついた仮説を闇に葬り去るのももったいないので、メモを残しておきます。 心臓には4つの弁があるのですが、これらの弁に機能上の支障があると体にも当然悪い影響が出ます。国内推定患者数200万人…

「サーファー物理学者」の新たな統一理論に注目集まる

図のきれいな論文でした。http://www.arxiv.org/pdf/0711.0770 中身もがんばったら読めそうな気もしますが、読んでも違うだろうなーというにおいがします。理論的に合っているか間違っているかという意味ではなくて、たとえ正しくても既存の世界観に影響を与…

フリーラン周期

フリーラン周期25時間と月の関係は真偽を証明できないカルトネタかと思いましたが、つらつら考えると証明できることに気がつきました。周期だけでなく、月との位相関係まで調べれば良い。世界中どこでも誰でも、フリーランで生活すると潮の満ち引きと位相…

耳の後ろに電流を流すと加速度を感じるシステム

「耳の後ろに電流を流すと加速度を感じるシステム,NTT が展示」を読んで早速やってみました。 17Vで2mA流れましたが、加速度はともかく、確かに気持ち悪くなりました。 2mAってすごい。

脳のアーキテクチャ

脳研究やそれを題材にした啓蒙書、番組が最近さかんです。 研究者は緻密な検討をされているかと思うのですが、底から出てくる知見自体はいつも稚拙に感じます。例えば、右脳と左脳の話。脳梁。前頭葉や言語野。海馬に偏桃体。ホムンクルス。 研究者が脳のモ…